図書館での実習体験
大学4年生の夏休みの3週間、市立図書館で実務実習をしました。
ここではその実習体験についてご紹介します。
実習のスケジュール
実習は3週間行われます。 派遣先は、自分の通う大学図書館、自宅or実家の近くの公共図書館などです。私は、実家のある市立図書館に実習に行きました。
3週間のうち、1週間は中央図書館でその市立図書館の歴史、特殊資料、など司書の方から講義や図書館内のサービスの様子を見学しました。2週間は、中央図書館や地域図書館に行き、さまざまな実務を体験させていただきました。
ある一日の実習スケジュール
8:40 出勤
夏休みだったため、8時台でも外は暑く、駅から徒歩10分の図書館までいい運動でした。
館内に入ったら、休憩室で着替えます。
8:45 朝礼
全員で今日のイベントや業務の報告をします。
8:50 開館準備
開館準備をします。
・カーテン開け
・PCの電源を入れる
・新聞の穴あけ、スタンプ押し、閲覧用新聞を当日のものに差し替え、古いものをファイリングする
・返却ポストで返却していた本をカウンターへ運ぶ
・返却ポストの本の返却手続き
・書架の整理、返却された本の戻し
休館日は返却ポストにたくさんの図書が返却されます。
そのため、休館日の次の日は、300冊くらい返却手続きをすることもあり、バーコードを読み取る作業もスピードが要求されます。
9:30 開館・カウンター業務
8月の後半は、小学生があわてて自由研究や読書感想文の本を借りに来ることも多く、開館してすぐなのに多くの人でにぎわっています。
10:30 予約された図書を他館に転送手続き
返却された図書や、自分の図書館にある本が予約されている場合は書架から図書を見つけ出してきます。
それぞれの本を、バーコードを読み取り転送手続きした後、予約されている図書館ごとに仕分けします。
11:00 中央図書館で新刊の選定会議に出席
本のジャンルごとに選定会議が行われるようですが、その日は児童書の選定会議でした。新着図書は、担当者が目を通して評価基準に沿ってチェックした資料が配られ、購入するか、購入するなら市立図書館内どの図書館が受け持つかなどを話し合います。
児童図書の担当者は、ほとんど女性の方ばかりでした。
13:00 予約図書の受け入れ
他の図書館から、自分の図書館に予約された図書が到着します。その受け入れ手続きのために、すべての図書をバーコードで読み取りします。また、バーコードで読み取った際に、誰が予約しているが書かれた紙が印刷されるので、その紙を図書に挟みます。
バーコードの読み取りが終わると、貸出カウンターのすぐ後ろにある本棚に、予約図書を予約している利用者のあいうえお順に並べます。
こうすることで、予約している利用者の図書カードを読み取ると、コンピューターに予約図書が到着しているという音が鳴り、利用者名ですぐに探し出すことができます。
15:00 リクエスト図書の選定会議
利用者から図書館に置いてほしい図書のリクエストを、数人で購入するかどうか話し合います。
リクエストの多い本は購入されることも多いようですが、リクエストがほとんどなく、同じ市立図書館内にリクエストされた図書を持っている所がある場合は、その図書館から借りることもあるようです。
16:00 カウンター業務
土・日・月などは開館時間が短く17時に閉館します。
閉館直前に貸出カウンターに慌てて貸し出して続きをされる利用者が多く、カウンターの前には列ができます。
そんなときに、予約図書を探したり、新規で利用者カードを作ったりする方がきて大変です。
中には、車で来館されているのか家族のカードを持ってきて30冊くらい借りていかれる親子もいます。この時間帯は、使えるコンピューターをすべて貸出専用にして対応することもあります。
17:00 閉館(土日祝の場合)
返却された図書を書架に戻し、清掃、消灯します。
また、裏の事務所スペースでは、司書の方が事務作業を続けています。
司書の方は朝から晩まで忙しい生活を送っているようです。
最近では月曜日も開館するようになり、出勤日はシフト制、残業もあると伺いました。
また、パートやアルバイトの方は、カウンター業務、予約図書の手配・受入、書架の整理をされています。カウンター業務をパート・アルバイトに行ってもらう間に、司書の方は新着図書のレビューや、建物や設備の問題点の検討、レファレンス業務などをしていました。

ケイコとマナブの図書館司書の通信講座
図書館司書を通信講座で学ぶことができる大学の一覧を確認することができます。
